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西多摩建設業協会について
理事長挨拶

 第五回通常総会にて理事長を拝命致しました岩浪でございます。まずは任期を終えられた前任の榎森理事長の功績に対し感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございました。私はその榎森理事長、前々任の細沼理事長の15年間、副理事長として共に仕事させて頂きました。この期間があり今の西建協があります。新体制はこの15年間を継続させ、残された課題と新たに取り組むべき課題を整理し、未来につながる西建協を作って参ります。

 さて、榎森理事長の時代は組合から協会への移行と共に、防災を軸にした西多摩八市町村の連携に力を注ぎました。地域建設業が未来に生き残っていく重要なキーワードは、防災と復旧・復興です。この流れはこれからも拡大していきたいと思っております。地域建設業は存続の危機にあります。仕事量の減少と人手不足へ手をこまねいている間に施工能力が落ち、自然災害に対応できなくなれば、脅かされるのは地域住民の生命・財産です。そうならないための取組み・発注者への要望を引き続き、また形を変え行うと共に、個人的には自治体の発注「力」強化も要望したいと考えています。西建協の会員には都内のどの地域にも負けない実力があります。目線を高く上げ、行動範囲を広げ、この西多摩へ安心と発展をもたらしましょう。行動範囲を広げる意味では、従来の事業領域から一回り広く動いて頂くようにお願い致します。西多摩で動かれる方は多摩全域、多摩全域で動かれる方は都全体の動きを理解すると、自らの事業領域で成功する多くのヒントが得られます。協会活動を通じ様々な機会を設けますので、これまでより範囲を広げ参加して頂けるように願っております。

 いま我々の協会にも分断があります。これまでより広い範囲で参加して頂きたいと申し上げましたが、分断があっては気持ちよく参加することはできません。私は全方向に窓を開けておきます。どんな意見・考えもお聞かせください。西多摩へ安心と発展をもたらすための活動で、争う必要はありません。このことは強く意識して頂きたいと思います。重ねてのお願いです。この西多摩地域が発展し、安心して建設業を営めるようになるには、会員各位が心を一つにして、様々な課題へ取り組む必要があります。私がその先頭に立ちます。一期二年、ぜひ皆さんのお力をお貸しください。何卒よろしくお願い致します。

 

西多摩建設業協会 理事長  岩浪岳史